
2026年10月公開の映画がまぁまぁ推しの広瀬すずの出演ということで、本屋大賞ほかいくつも受賞している原作を図書館で借りて読んでみたところハマった。
作者は凪良ゆう。映画『流浪の月』の原作者でもあって、広瀬すずと相手役の横浜流星はこの作品にも出ていて、なんでも横浜流星のたっての願いで映画化が実現した由。
映画のサイトにはあらすじがこうある。
美しい海と空が広がる、瀬戸内のとある島。
島に転校してきた男子高校生・櫂と、この島で育った暁海。
ともに家庭に恵まれずわだかまりを抱える2人は、互いに唯一の心の支えとなり、恋に落ちる。夢を掴むために上京する櫂と、家族のために島で働く暁海。
そんな2人に、無情にも突き付けられるいくつもの“岐路”。15年の大恋愛の末に、2人のくだした決断とは。
「わたしは愛する人のために人生を誤りたい。」2人の愛と選択を通して生きる意味を問う、
この秋、必涙の感動作がここに誕生する。
保守的な島に暮らしながら、子への依存心が強い親を見捨てられず育ってきたふたり。
ネタバレになるのであまり書かないけれど、ふたりだけの物語ではなく、ふたりの高校の先生や櫂と関わることになる作品の共著者や雑誌の編集者など、周りとの関係の描写が深くてやられる。
こうした周りの人たちのことを描いた続編『星を編む』は必読。本編だけでは分からない事情がわかるので、読まないと損する。
「子は子、親は親です。附属物のように考えると悲劇が起きます」という高校の先生の言葉は、いまどきのすべてのヤングケアラーに贈りたい。
恋愛小説はもう何十年も読んでいないけれど、この作品は単なる恋愛にとどまらない深みがあった。アラカンの人たちにもオススメ。
■著者インタビュー3つ
■映画予告














