11月26日、27日と日本NPOセンターの主催する市民セクター全国会議2021にオンラインで参加。この会議は2002年の開始当初に私も実行委員として企画運営にかかわっていたもので、NPOのリーダー層や他セクターの人が参加してほぼ隔年で開催されている。

今回はオンラインで九州、北陸、東北の3会場をつないで、それぞれの地域のNPO支援センターがコーディネートする形で、それぞれの地域の課題や取り組みなどが紹介された。一堂に会して議論することに越したことはないが、リアルタイムで各地をつなげられるオンラインのメリットを存分に生かした会議だった。

以下、簡単に各セッションを報告。

■オープニング「変容する社会と市民活動の広がり」

日本の移民問題に取り組む望月優大さんと元厚労省の職員で現在は若い女性を支援するNPOで活動もしている村木厚子さんからの事例報告。望月さんは「日本複雑紀行」というウェブマガジンで移民の問題をずっと発信されている。村木さんは生活困窮者自立支援法の立法過程に関わられ、現在は大学、企業、NPOといろいろな立場で活動されている。活動分野は違えど、いまの日本の社会課題について理解を深められるセッションだった。

■地域セッション

1.今だからこそ⾼めたい!地域のレジリエンス〜しなやかさ×しぶとさ
(福岡県 大牟田市)

人口12万弱の元炭鉱の町のまちづくりの紹介。小さい町であるにもかかわらず、行政と市民活動団体が密接につながりあってテーマのようにレジリエンスが強い感じ。登壇者曰く「地域のくそじじいの増殖」(社会学的に言うソーシャルアンクル)が今後の展望とのこと。

2.東北発 市民セクターのスクラップ&ビルド⁉ 「つながりのデザイン」
(宮城県 仙台市)

震災後、あすと長町という仮設住宅のコミュニティづくりから災害公営住宅の居場所づくりに一環として取り組んできたつながりデザインセンターと日本三景の松島の魅力を行政区を越えて伝えて地域経済振興を図り、地域住民のシビックプライドを育むプロジェクトの紹介。地域コミュニティのリーダーの多様化(特定にリーダーに依存させない)のしくみづくりについて議論が弾んだ。

3.フォロワーとつくるまち(新潟県 上越市)
UターンやIターンや地域おこし協力隊で上越や糸魚川、妙高に暮らし、日本最古級の映画館や温泉などでコミュニティビジネスをすすめるミレニアム世代の若い人たちを市民が支援する新しい形のコミュニティづくりの紹介。形にこだわらないで地域づくりするところが素晴らしい。

■クロージング

損害保険ジャパンの会長で経団連のSDGs委員会の委員長である二宮さんと内閣府事務次官に田和宏さんのご登壇。お二人ともセクターは違えどかなり市民社会のことは理解されているので、もう少し時間があれば深みのある議論にできたろうに残念。

企画書詳細は以下をご覧ください

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