
主人公の宮本大が18歳で宮城から世界一のサックスプレイヤーになるために上京するところから始まる物語で、原作のコミックスをずっと読んできたから期待MAXで鑑賞。
コミックスは東京編から欧州編、アメリカ編と続いて既に10年。映画では東京編を取り上げている。主人公はその土地土地で知り合った人を自分のプレイを以て魅きこみ、ジャズらしく土地ごとにバンドのメンバーを変えていく。
映画はその最初のバンドで同い年、メンバーのドラムは全くの初心者というところから始まり、日本最高のジャズクラブに出演することをめざす。
もともと個人的にも若いころからジャズが好きで、今はなき新宿のジャズバーにも通っていた。中でも John Coltrane が好きだったので映画の冒頭から彼の「Impressions」が出てきたときは心が躍った。誰かも書いていたが全編をコルトレーンイズムがみなぎっている。
この映画はジャズを通して世界をめざす若者の青春物語ではあるけれど、このところあまりメジャーにはなることのないジャズを知ってもらえるいい機会にもなったと思う。
映画もマンガもオススメです。
予告編