庵野秀明さんが制作に参加した「シン・ゴジラ」、「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」、「シン・仮面ライダー」など、所謂「シン・シリーズ」のうちの一つ。庵野さんの発言で「『新』、『真』、『神』などの様々な意味を感じてもらいたいという意図を込めて付けられたもの」ということらしい。

「シン・ゴジラ」が政府のゴジラへの対応の意思決定について風刺の効いた社会派の内容だったこともあって、子ども現役世代として観ていたウルトラマンの「シン」に期待を持って観てみた。

怪獣を「禍威獣」、科学特捜隊を「禍威獣特設対策室専従班」として自らが直接武力行使せず、関係部署のコーディネーションを務める立場であることや、ウルトラマンに変身する人が早い段階で判明する、なによりカラータイマーがないなど、原作との違いがあるものの、懐かしい怪獣や宇宙人(これも外星人という)が出てきて世代としては楽しめた。役者も適材適所だったと思う。

ただ、「シン・ゴジラ」のような社会派かというとそれほどでもなく、人類滅亡の危機という安全保障の問題に触れていながら、演技からは緊張感が伝わってこなかったり、圧倒的なヒーローの正義の揺れが語られているようで中途半端だったり。

あまり深く考えずエンターテインメントと割り切ってみた方がいいかもしれない。

予告編

主題歌「M八七」米津玄師

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