2020年からNPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワークさんの組織基盤強化の伴走をさせていただいている。WAKUWAKUさんは、子ども食堂やプレーパーク、学習支援などを中心に子どもの貧困解決のために多くのボランティアの協力のもと、豊島区内で幅広く活動している。

これは「Panasonic NPO/NGOサポートファンド for SDGs」の助成を得て行っているもので、初年度は関係者によるワークショップを繰り返しながら組織診断を行い、2年度目の今年は診断に基づいた基盤強化を実践している。

NPOにとって活動と直接関係のない基盤強化は、すべきこととわかっていても活動に時間を優先しがちになるので、かなりの覚悟を持って取り組む必要がある。

WAKUWAKUさんの今回の基盤強化では、コミュニケーション強化のためのクラウドシステム構築、認定NPO法人格取得、広報強化など多岐に渡っているが、いちばん時間をかけているのは組織初の中期ビジョンづくりとなる。

ビジョンは、組織に関わる人が同じ方向に向けて活動できるよう拠り所にするもので、3~5年程度の会の方向性を示す。これまで自分が所属するNPOで数多くのビジョン策定にかかわってきた。所属するシャプラニールも昨年度一年かけて5年間の中期ビジョンをつくった(文末にリンク先)。

ただ、全世界的にVUCA(不安定・不確実・複雑・曖昧)の時代といわれるなか、あまり固定したビジョンを作ってしまうと地域のニーズに合わなくなる可能性もあるので、さまざまな事態に即応できるような余地も残す必要がある。

たいせつなのは誰かの一存で決めることなく、役員や職員、ボランティアなど組織にかかわる人たちが策定のプロセスに関わることでビジョンを自分事化できるかどうかで、ここを怠ると絵にかいた餅になってしまう。

WAKUWAKUさんでは、理事、若手スタッフからなる策定委員の議論を中心に、関係者からのアンケートを経て骨子を作り、また関係者にフィードバックするという形で来年度の総会への提案をめざしている。第一回の委員会はなんと、プレーパークのある公園の一角で行った。

いまからどんなビジョンができあがるのか、ワクワクしている。

■ご参考
シャプラニール中期ビジョン2021-2025(PDF)

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