久しぶりに夜中に映画が観たくなって3時間ものの「インターステラー」をAmazonPrimeで鑑賞。クリストファー・ノーラン監督の作品は割と好きで「インセプション」、「ダンケルク」、「TENET」など観ている。

特設サイトでは、「世界的な飢饉や地球環境の変化によって人類の滅亡が迫る近未来を舞台に、家族や人類の未来を守るため、未知の宇宙へと旅立っていく元エンジニアの男を描いている」とあって、よくあるSF超大作、スペクタクルなヒューマンドラマかと思い8年も観ずにいたが、わたし的にはちょっと違った。

設定は次の通り。近未来、三度目の世界大戦があった後、各国の軍隊は解体されている。気候変動により砂嵐がひんぱんに起こり穀物を枯らすウィルスもまん延して、このままでは人類は食料不足で絶滅する虞まである。生き残りをかけて産業は農業に集中されている。そんな中、極秘で進められていた銀河系外の惑星への移住(もしくは種の保存)プロジェクトに主人公が参加する。

宇宙に出てからは、相対性理論や量子力学など、昔かじった物理学者リサ・ランドールの「ワープする宇宙」の5次元時空の理論を思い出すような事象が次々と起こる。あにはからんや、ノーベル物理学賞を取った物理学者がメインスタッフの中に入っている。多くの考察サイトがメインテーマは「人類愛」と結論づけているけれど、むしろ現実問題としての5次元時空との遭遇として観た方が深みがあるような気がする。

映画自体は中途半端で終わっているので続編を期待させるが、映像、音楽とも一見の価値は十分ある。オススメ。


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